あのね、こうちゃん。

結構気になっていたのは前置胎盤（ぜんちたいばん）に伴う帝王切開（ていおうせっかい）の手術後に傷跡はどうなっちゃうのってこと。

こうちゃんが外に出るために、ママのお腹をおへその上から縦に15cm切りました。産後3日まではガーゼを張り、4日目には大判のテープに張り替えました。この日からシャワーが可能になったものの、お腹に水が当たらないように気をつけました。糸で縫うのか、ホチキスで止めるのか分からず、ただただ抜糸に怯えてたけど、溶けてしまうタイプの縫合だったみたいです。

 そして、退院の前日7日目には幅3cm、上下5mmほどの3Mテープを傷口に対して垂直、橋げたのように貼って、傷口が開くのを防ぎました。

 このとき、おへそに大きな血の塊があり、膿んだようにみえたのか、たまたまテープを交換した医師にあやうく化膿止め用の1万円以上するスプレーを処方されそうになり……。担当医から「待った」がかかって、数百円の軟膏を塗るだけですみました。

 それからは、おへその部分だけシャワー後に軟膏を塗り、ガーゼをかぶせ……。そのほかの傷口は、3Mテープが自然にはがれおちるまで1か月、そのままでした。

 退院後、1か月は湯船にはいれず、ひきつるような感じで猫背になりながら、トボトボ歩いてみたり……。3か月経ったいまは、ミミズ腫れのように赤みがかっているものの、しっかりふさがっています。冬にシャワーだけは辛かったけどね、よかった、よかった。