一見、難解で独創的にみえる日本の芸術論に関して、シンプルに理解していきましょう。
岸田劉生の持論を読み解くと、自分の考えとその説明に論点が分類されるのが分かります。
上記のうち、「黄金オピニオン」、つまり、著者の最も言いたいことを集約します。
(「ブルーセオリー」(一般論)がないのは、芸術家らしい岸田劉生の表現だからでしょう)
すると、下記のようにまとめられます。
逆説や具体例を省くと、岸田劉生の最も言いたいことが抽出されます。
これが、線引読書術で得られる、一番大事なメッセージです。
岸田劉生は、忠実に描く技法は西洋画、想像力あふれる作風が日本画と位置づけていたようです。
クオリティ性を求めていたのでしょうか。
写実=現実主義などと分かりやすい言葉に置き換えることによって、主張が明確になりますね。
↑上に戻る