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端木辞金

【正しいと思うことは人それぞれ?】

研修医になりたての斉藤が間違ったことはしたくない、欲得まみれの大人になりたくないと言い放つ場面

『端木辞金』は孔子の弟子の子貢の故事に由来しているけど(詳しくは下記解説を参照)

斉藤はエリートだから、おそらく、孔子の孔門十哲くらはい知っていて、自分はどの弟子に

ちないかなとか考えた事があるんじゃないだろうか

この時点での斉藤は、まだ医者になった意味すらも考えていない、勉強して優秀で親孝行をしたいから医者になったくらいの

考えなら、自分を子貢あたりに重ねているのかも

ただこの『端木辞金』の故事では、自分の行いは正しいと思った子貢に対して、孔子が諭すという話になっていて、

このあと、いろいろな医療の場面に遭遇して、自分の思っていた『正しい』こととは何なのかを

悩みぬく斉藤の姿が面白い♪

たんぼく-じきん【端木辞金】

  • 端木辞金 意味
    納得のいかない金は受け取らないということ。▽「端木」は孔子の弟子の子貢しこうの姓。「辞金」は金を受け取ることを辞退すること。「端木たんぼくきんを辞す」と訓読する。『蒙求もうぎゅう』の一句。
  • 端木辞金 出典
    『孔子家語こうしけご』致思ちし
  • 端木辞金 故事
    中国春秋時代、魯の国の法律では、他国で使われている魯国の召し使いを買い戻す場合、その代金は国からの公金を使うように決められていた。しかし、子貢はこのことを潔白な行いではないとして、公金を受け取ることを辞退し、私財によって買い戻した。しかし、孔子は魯の国には貧しい人が多く、公金によって人を買い戻すのが清廉でないとすると、いったい何によって諸侯から人を買い戻すことができるのかと諫いさめたという故事から。

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