妊娠7ヶ月!動かない、動けない、管理入院へ

 ninpu02安静にする

あのね、こうちゃん。

病院での両親学級に参加し、タケちゃんは妊婦体験と沐浴の練習をしたよ。ママはなるべく動かないように、と座って見学。ほかのママたちが、元気いっぱいで「どこで赤ちゃん用品を揃えようか」「旦那さんとふたりきりで最後のデートに」と話しているのを聞いて、座ってることだけで精一杯な自分が、なんとなく頼りなく思えてしかたがなかった。

そして、入院。看護師さんから入院のことを伝えられたときは、ガーンと頭を石で殴られたような気がした。生まれてはじめての入院。実は自分が認識しているよりも大変なことなのか。江ちゃんはほんとうにちゃんと生まれてくるのだろうか……。

まだこのときの江ちゃんは、7か月半で1,090g。一般的に生まれてくる新生児の1/3しかない。握りこぶしくらいだろうか、そう思い、じっと自分の手の甲を見つめた。ネットで調べると、「赤ちゃんの出生時の体重が2,000gあると、ある程度の機能も整う」とか……。あと2か月はがんばりたい。

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病院の朝は早い。6時起床。まずは、血圧と心拍測定……。このときの江ちゃん、お腹の中で元気に動きまわりすぎて、心拍がなかなか測定できなかったんだよ。看護師さんも、「逃げないでぇ〜」って、くすくす笑ってた。

ninpu09寝る

朝6時、昼2時、夜22時になると、子宮の収縮をおさえるウテメリンという薬を服用する。1日の予定はこれだけ。あとはシャワーを浴びるくらいで、そのほかの時間は、ただただベッドの上で過ごす。買い物は、紙に書いてナースステーションへ。売店がベッドまでもってきてくれるんだ。だから、ほんとに寝っぱなし。

そうして入院から3日もすると、ようやく血がとまった。すると、痛みもかゆみもないので、入院してるのが申し訳なく感じる。現に、隣の人はつわりがひどいらしく、吐き続けていた。だから、じっと静かにしてたよ。

産婦人科の入院は、産婦は幸せ、妊婦は不安でいっぱい。だから、顔をみれば、産前か産後かわかる。ママはいたって病気って自覚はなく、ただ時間をもてあましていたから、よくない情報をネットでみては憂鬱に~。だれも来ないと孤独感が強く、だれも見舞いにこない日は狂いそうなくらい寂しかった。

改めて、毎日、知った顔が近くにいるというのは、この上ないうれしさってことが、よーく分かったよ。

gif高齢出産×不妊治療×前置胎盤のハイリスク出産ママから息子への手紙
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