「みなと子ども食堂」が社会に問う「子育てのあり方」って!?
この飽食の世の中で、子どもの6人に1人が「貧困」に該当するのだそうです。こう書くと、遠い国のことのように思えますが、育ち盛りの子どもたちが「お腹が空いて眠れない」「1日3食をとっていなく、1食や2食」という状況が、いまの日本にあるんですね……。
(厚生労働省 平成26年版 子ども・若者白書(全体版) > 第3節 子どもの貧困)
手作りの食事&一緒に宿題ができる場所「みなと子ども食堂」
そんななか、練馬区や豊島区に開かれている「子ども食堂」が、港区にもオープンしました。この「子ども食堂」とは……。
一人で食事をしている子どもたちのために。
手作りの食事と一緒に宿題ができる場所、それが「みなと子ども食堂」
小中学生が利用できる「オープンな台所」といった場所です。そんな「みなと子ども食堂」が近所にオープンしたので、お邪魔してみました。
玄関には「みなと子ども食堂」と掲げられています
チラシには、英語・中国語・韓国語でも「ようこそ!」
【アクセス】港区芝4-4-3 田町駅西口を出て国道15号を右手に進むと、日産レンタカーが左手にあり、その手前を奥に進んだ民家の1階。
大鍋で作ったあったかご飯を300円で!
一軒家の一階に開かれた「みなと子ども食堂」には、調理スペースとくつろぐ場所があり、 2つの炊飯器や大鍋からは湯気がたっています。その調理台を取り囲むのは、近所のお母さんたち。
この日は、カレー!300円でコールスローやサラダなどもあわせて食べられます。
基本的には、就学児が対象ですが、「江ちゃんも遊んでってね」と迎え入れてくれました。私も「近所のお母さん」として、ときどき調理をお手伝いしながら、江ちゃんと遊びにいけたら……。
地域で子育てをするということ
この「みなと子ども食堂」は、家庭でも民間のレストランでもない居場所です。「食事は家族でするもの」という世論もあるようですが、決まった時間に家族が揃うことが実現しにくいご時世になってきました。それなら、300円をもたせて、温かい場所で人に囲まれて過ごさせて……、子どもにとっては心身ともに健康で安心なこと。親も後ろめたさを感じることはなく、「子どもが手を離れたら、今度は近所の子にお返ししよう」「当面はガシガシ仕事をがんばるので、子どもをいっしょに育てて!」くらいの気構えで利用すればよいのではないかなと思います。子ども時代の食卓の記憶が温かなほど、きっと大人になったときに「おいしいものを楽しく食べよう」って気になるはずなので! 冷たいお弁当を自宅キッチンに置く代わりに、その温かな記憶を残してあげるという選択は、親の心も子どもの心も楽にしてくれると思います。
私の目標でもある「ママと子の居場所づくり」実現に向けて、素敵なモデルが見つかった!
[2016/1/13の記録]
◆こうちゃんの月齢 1歳1ヶ月20日
◆こうちゃんがはじめて見たもの
ピアノ演奏、タンバリンと鈴
◆離乳食 豆腐と大根と人参煮(手づかみ用)、野菜ポタージュなど
◆「しんどさ」インタビュー 15人/100人
◆アコの心に響いた言葉
「疲れていると、どんなに好きなものも、もういいやって思うのです」
最近、江ちゃん、また太ったよねぇ(自分のことは棚にあげる!)。
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