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記録的大雨により被災された方々へお見舞い申し上げます

きょうは東日本大震災の月命日、そしてアメリカ同時多発テロ事件が起こった9.11。

テレビのモニタに映し出された映像は、まるで3.11の「その日」でした。

4年前と同じく、再び「宮城県栗原市」のテロップを目にし、そして再び、何もできない自分が情けなく……。

ただただケータイを握りしめ、そして牙をむいた自然を怖がり、天気予報をチェックすることで逃げ道を作るような……。自然に対し反省をしない自分に自戒をこめて、この2日間を振り返ります。

台風18号からの大雨、そしてアコ(東京)×実家(宮城)の記録

9/10(木)8:40 東京は朝から雨

母より、東京の雨を心配するメールが届く。

このときは、メールを返信する「礼儀」程度に、「大丈夫」と送り直す。

9/10(木)10:00 鬼怒川の堤防が決壊

テレビで茨城・鬼怒川の堤防が決壊したことを知り、同時に福島県などに浸水がではじめていることを知る。

「宮城もこれから、雨、気をつけて」とメールを送り直す。

9/10(木)19:00 夜から宮城に雨

母より、「今夜から降るようです。川のそばだから怖いよね」とメール。

(私の実家は、川のすぐそば。橋のふもとにあるので、水位よりも家屋が低くなります)

栗原市に大雨警報が発令されたことを天気予報で知る。

「ラジオやテレビをつけて情報を収集して」と電話。

夜中に何度も天気予報をチェック。まだ、実家のそばを流れる「迫川」には警報がでていない。

天気図を見ると、日本海側に台風の目は移動。

江ちゃんが夜泣きするたびにケータイや天気予報をチェックするが、とくに警報は出ていない様子。

9/11(金)7:00 地元・迫川にはん濫危険情報

江ちゃんに起こされ、ケータイで天気予報をチェック。

「迫川はん濫危険情報」としてレベル4を超える水位が続く見込み。

実家に電話をかけ、安全を確認。避難場所は、徒歩10分ほどの「ドリームパル」と知る。

実家が浸水したら、江ちゃんを連れて宮城に移動しようと心づもりをする。

9/11(金)10:00 水位が上がる

避難勧告はつづき、父が水位を確認したところ、大分上がっているとのこと。

避難の準備は万端とのこと。音をたてて降り続ける雨、刻々と上昇する水位を想像すると嫌な胸騒ぎがする。

9/11(金)13:00 雨がやんだ様子に胸をなでおろす

同級生がFacebookにアップしている朝方の写真を見て、「まだ大丈夫」と胸をなでおろし、

別の同級生がアップしている昼ごろの写真に驚く。堤防まで水位があと1〜2mといったところ!

そんな折、母より「晴れてきたから買い物に」とメール。ふぅーっと息を吐いて呼吸を落ち着かせる。

9/11(金)14:30 被害の爪痕が地元に、雨は過ぎ去った

栗原市の映像が映し出されると、膝まで水に使った男性、浸水した家屋、そして亡くなられた方がいるという情報を目にする。

再度、実家に電話。すでに、雨は止んでいるとのこと。

9/11(金)19:00 避難勧告が解除

雨が降っていないか気がかりで再度電話。

避難勧告が解除されたとのこと。

天気予報をチェックしその事実を照合すると、ようやく胸をなでおろす。

9/11(金)20:00 迫川は予断を許さない状況だが、雨の予報は消えた

江ちゃんを寝かしつけ、再び天気予報をチェック。

まだ、迫川には「危険」の文字。予断は許さない状況だが、雨の予報が消えていることに少し安堵。

9/11(金)21:00 全国の被害の状況が明らかに

ようやく、全国の状況に目が向く。甚大な被害を目にし、なんだか苦しくなる。

この思いをブログに残そうとパソコンを立ち上げる。

自然に対して謙虚でいることを誓う。そして、心よりお見舞いを

もう一度、思う。

人間は万能ではなく、親も不死身ではない。せめて、勝手な償いだとしても、自然に対して謙虚でいようと。この思いを忘れないように。

そして、浸水等の被害を受けた方々が、まずは心を落ち着かせる居場所に身を置いてほしいと願って。心よりお見舞いを申し上げます。

9ヶ月19日

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