「普通」とは何か、夫婦で話し合ってたどり着いた答え

ねぇねぇ、タケちゃん。こうちゃんってさ、「普通」よりさー。

こうちゃんって、「普通」と比べるとさぁ……。

うーん、わかんない、わかんない。アコの言ってる「普通」って、ちっともわかんない。保育園のお友達のこと、それとも、アコのこと？　身長や体重は平均値や「普通」が出せるかもしれないけど、性格や癖は、中央値なんて求められないよね？

あ！　自分で言いながら、確かに！　「普通」とは、誰ぞや！　　保育園のAちゃんでも、Bちゃんでも、私の子供の頃でも、その同級生でもなく、私は何を普通と定義してたんだろう。

タケは、パン屋時代、周りの人に、「普通に考えて、税理士に受かるのムリでしょ」って散々言われたけど、母だけは、「頑張れば、絶対、受かるよ」って応援してくれた。大多数は、「ダメだろう」と言ってたけど、たったひとり、母だけの言葉を支えに「いけるだろう」と頑張った。で、結果、受かった。

親にとっての我が子は、「小さな集団の中の一人」ではなく、たった一人の、１対１で向き合う存在なんだと思うよ。

ね、こうちゃん。

（写真は、東京タワー水族館）

四六時中、こうちゃんを見ているのに、一体、ママは何を見ていたんだろうね。

悩んでも笑っても、3人で過ごす時間は変わらない。数十年後に振り返った時に、2017年1月11日という日が、絶頂期かもしれないし、どん底かもしれない。だったら、元気で3人が過ごせているいまを、精一杯うれしがろうじゃないか！

あー、これタケが言ったセリフ！　横取り40万円！

今回の「普通とは」という会話を振り返って　byタケ

今回の「普通とは」という議論。世間でいう、いわゆる「普通」からは、結構異なる人生を歩んできた夫婦なのに、息子の江が生まれてからというもの、「普通はもう乳離れしているはずなのに」とか、「普通は、もう少し愛想を振りまくはずなのに……。江は塩対応だ！」などなど……。ついつい「普通は」という言葉を使いがちです。

ま、初めての子育てなので、試行錯誤で仕方ないのかなぁと思いつつ、やっぱり根本的なところではいわゆる「普通」と違うことを、「ダメだ」という思考で普通に寄せていってはいけない。「個性である」と肯定できる親であり、環境を用意したあげないなと思うわけです。

これ、根っこのところで、親がそう思っていないのに、上っ面の言葉だけでは、子供は納得しない。

アコタケは、個人事業主ですから、普通の仕事をしてたら何の強みにもならないわけで、ある意味で普通じゃないことがメシのタネになっていたりするわけです。何より、人生を豊かにするきっかけにもなるわけです。

かならず普通とはなんぞや議論をすると、結局たどり着く答えは、世間的に見たら全然普通じゃない二人から生まれてきた江に対して、「普通とは」という議論しても意味ないわなぁ〜　と話が終了するのでした。

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