0-03-11_赤ちゃんの両親が使う「おっぱい」の2つの意味_800

赤ちゃんの両親が使う「おっぱい」の2つの意味

ねぇ、ねぇ、タケちゃん。子どもができると、それまで使ってた言葉も意味が変わると思わない？

そう？　例えば？

例えば、当たり前だけど「お母さん」は私の母ではなくって、私のことになっちゃうし。「お姉ちゃん」は、実際の「姉」という意味でも、おじさんが呼ぶ「若い女性」のことでもなくて、乳幼児の少し月齢や年齢が上の女の子のことを指すでしょ。会話の1人称が、私じゃなくてこうちゃんになっちゃうんだよね。

なるほどねぇ。

あとは、「おっぱい」。子どもができる前は、「エロ」の文脈にしか登場しなかった言葉が、いまでは「母乳」って意味になるでしょ。「おっぱい」ってインターネットで検索するのは、前者の「エロ」の文脈では男性、後者の「母乳」の文脈ではママになるから、不思議よね〜。

そういえば、もう「おっぱい」を母乳としかとらえなくなったかもー。この前も近所のママとアコが母乳の話をして、アコが「最近、左胸がでにくくて」と話をふったタイミングで、ご近所ママに対して「おっぱい、でますか」って聞いちゃったし。

それ、「母乳」って文脈じゃないと、完全なセクハラだよねー。

気づかないうちに、オスから「パパ」になってしまってるー。