就学前に家庭内に言葉を反復する環境・仕組みをつくる〜ITフル活用の就学前教育2.0/幼児(2歳児)1000語の詰め込み術

就学前教育2.0/2歳児1000語の詰め込み術」は、現在2歳の(今秋3歳になる)息子に、半年で新規に「四字熟語1000語」を詰め込むという前代未聞の試み! この子育てサイト「コレ芝」では、その全記録を公開していきます。

就学前教育として言葉を反復する仕組みを作り、親も会話のきっかけを掴んだ

さて、「就学前教育2.0/2歳児1000語の詰め込み術」がスタートして2ヶ月あまり。息子はこれまで、500語以上の四字熟語を覚え、関連する語句も爆発的に覚えることができました。
そんなことをお伝えすると、
「教え方がわからないし、夫も教育に協力してくれそうもないし……」
という反応をいただきます。

が、私たちも終日、息子と膝を突き合わせて「詰め込み」をしたわけではありません。何しろ、息子は、大半の時間を保育園で過ごしているので、いくら「詰め込もう」と思っても、時間には限りがあります。

では、どんなことをしてきたか。
息子が膨大な言葉を習得したのには、一つのきっかけがありました。
それは、

「言葉を反復する仕組み」を作ったこと!
きっかけさえあれば、親も会話しやすくなる、ということもわかりました。

子どもは、親の「声」から言葉を認識する

ところで、子どもが言葉を覚えるには、やはり親(保護者)の関わりが重要なのだそうです。
ワシントン大学の学習脳科学研究所所長・Patricia Kuhl(パトリシア・クール)氏がTEDで発表した研究内容によると、1歳前後から母親の言葉、つまり母国語を聞き分けているのだそうです。また、テレビなど一方通行の音声よりも、生身の人を介したほうが音を聞き分けているといいます。

一方、玉川大学赤ちゃんラボの研究「乳幼児期の言語発達を支える学習メカニズム:音声から意味へ」(梶川祥世先生(玉川大学学術研究所) 今井むつみ先生(慶應義塾大学環境情報学部))によると、

子どもは一つ一つの単語の意味(定義)を教えられなくても,日常生活の中で自然にことばを覚えてしまう

のだそうです。つまり、「う」「さ」「ぎ」と知らなくても、うさぎを見て親が指差せば、それを「うさぎ」と認識するのだそうです。

つまり、幼児は、

親が寄り添って「もの」を示した時に聞いた言葉
「お名前」や「状態(シーン)」と認識している。

そう捉え、私たちなりにできることを摸索しはじめました。

 

2歳幼児の耳と目に言葉をアプローチ

それでは、どうやったら、膨大な四字熟語の言葉に触れさせることができるか。私たちは、子供が目にするもの全てに「四字熟語」を命名し、音として伝える仕組みを整えることにしました。

最初は、「いちごいちえ」とひらがなを壁に貼っていたのですが、文字の読めない息子は、当然のことながら覚えない。そんな折、好きな車の名前なら、「照明電源車」というように、どんなに長くても覚えてしまうことに気づきました。そこで辿り着いたのが、「容貌魁偉(ようぼうかいい)のランボルギーニ」というように、物に四字熟語を1対1であてるキャッチコピー式勉強法です。

そうか、「物にキャッチコピー」をつければ、お名前を呼ぶように覚えられる!

それから、私たち夫婦は、息子が目にするもの、耳にするものに四字熟語をあてることにしました。詳しくは、追ってお伝えしますが、次のような方法で、目と耳にアプローチしました。

・家の中を丸ごと図鑑化

まずは、食べ物や動物、生活用品など、よく知っているものに四字熟語をあて、イラストや写真を家中にペタペタと貼っていきました。

・おもちゃに命名

そして、大好きなミニカーにも一つずつ四字熟語を付して、遊びながら四字熟語を発する機会を増やしました。

・BGM

つづいて取り組んだのが、子どもの好きな曲「はたらくくるま」の四字熟語の替え歌バージョン。遊んでいるときに流したり、一緒に歌うことにしました。

・親子でしりとり

そして、ある程度、知っている四字熟語が増えてくると、親子で四字熟語を順番で言い合うゲームに発展させ、言葉遊びにすることができました。

まとめ:家庭が学ぶ環境に、親子で言葉を反復

家の中や息子の行動範囲で目にするものに四字熟語を付したことで、親としては、積極的に物の名前や状況を息子に見せ、語りかける仕組みが整いました。これによって、次のような効果を得ることができました。

・言葉を「反復」できるようになった

見える場所に、絵や物があるので、いつでも繰り返し言葉に出して言えるようになりました。言葉ですから、やはり反復が必要。「ごちそうさま」をいうように、家の中や保育園の行き帰りで四字熟語を唱えています。

・パパも「教育」に関われるようになった

我が家のパパには、大きな仕事ができました。それは、家の中を図鑑にしたり、お名前を貼ったり……。息子とゴロンと横になって、壁に貼った車を見ながら四字熟語当てゲームをしたり……。息子との共通の話題ができたというのが、私たちにとっても大きな変化になりました。

・親子の会話が増えた

そして、このプロジェクトの最大の産物は、親子の会話が増えたことと断言できるでしょう。それまでは、いつも同じセリフを繰り返していましたが、「四字熟語」に触れさせるというきっかけで、さまざまな物を見せたり体験する必要性が出てきました。

親にそんな意識がなくても、部屋の中にさまざまな絵があり、音が聞こえるのですから。
自然と「これは?」と息子が指差し、親が、「『井蛙之見(せいあのけん)』のカエルよ。この前、葉っぱの上にいて、ぴょんぴょんとんでいっちゃったね」と、即座に応答するようになりました。

こうした効果もあって、今では特別な場所に行かなくても、親子で言葉を反復するし、何気ない日常を楽しんでいます。「どんな日常を送るか」を真剣に考え、積み重ねていくことこそが、息子の知識を豊かにするのだと実感しています。

⇒⇒⇒次の話は【2歳児の就学前教育に有効な「キャッチコピー式勉強法」とは】です。

ITフル活用の就学前教育2.0/幼児(2歳児)1000語の詰め込み術 目次とプロローグ

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