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夫への遠慮の理由は、漠然とした「家庭内閉塞感」！？

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ピン芸人ならぬ、ピンリサーチャー「アコ」による、子育てを観察、実験、科学する「アコラボ」です。先日、「夫へ言いたいけど遠慮しちゃう！」アンケートを募りました。そうしたところ、108人のママたちから回答があり、多くのママが抱くキモチ、本音がみえてきました。

↓　前回のアンケートはこちら　↓

9割が「夫に言いたいけど、言えないことがある」

まず、「夫に言いたいけど、言えないことはありますか」について、88.1％の人が「はい」と回答。「なんでもオープン」なんて理想はあるけど、「言えないことがある」関係のほうが、まだまだスタンダードなのですね。

夫に言えないこと、遠慮

4割が、「おカネ」のことについて夫に言えない

生活費が足りないが、夫に言えない

「夫に言いたいけど、言えないことは何ですか」と訊ねたところ、他の回答に倍以上の差をつけ、38.1％の人が「おカネのこと」と回答していました。具体的な内容としては、「生活費が足りない」「給与が少ない」「趣味や無駄と思えることへの出費を減らしてほしい」など。「おカネ」は、夫婦にとって共通で生活基盤をなす大事なことですが、なかなか言いづらい事情がありそうです。

夫に遠慮していること、生活費、金銭

親きょうだいとは、ほどほどの関係を

また、それ以外の回答としては、「親きょうだい・親戚のこと」が16.1％を占めました。「義母が急に押しかけてくる」という意見がある一方、「義姉に介護を手伝ってほしい」「旦那以外に家事や育児を手伝ってほしい」という要望も。ライフステージや状況によって、親きょうだいとの距離のとり方は変わってくるようです。そのことをご自身もわかってか、「言えない」のかもしれません。

疲れている夫に、「育児のお願い」はタブー！？

つづいて、「育児のこと」が9.3％。全体の1割以下と、意外に少ない結果となりました。ほとんどが「育児を分担してほしい」「手伝ってほしい」というものでした。

けれど、「言えない」理由としては、半数が「夫が疲れているのでそれ以上負担をかけたくない」というもの。そして残りの半数が「育児は母親がするという暗黙のルールがある」ためとのことでした。各家庭の事情はあるかと思いますが、ママたち、自分ひとりで背負いすぎていませんでしょうか！？

なぜ、夫に「遠慮」してしまうのか

9割の人が、夫への遠慮を感じているようですが、これはなぜなのでしょう。「なぜ、夫に言えないのか」自由記述で訊ねたところ、「おカネ」や「家事」などの回答に共通して、多くの人が「言ってもどうしようもない」「波風を立たせたくない」「夫が疲れているから」と答えています。このことから、「話し合う」「相談する」「悩みを聞いてもらう」というプロセスさえ踏まずに、自分で結論づけているということが明らかに。そのことで夫婦関係を円滑に保っているともいえますが、社会全体に蔓延している「言っても、どうしようもない」という閉塞感や諦めが、家庭内にも影を落としているようです。

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