産後ママが働くことに控えめな理由〜働き方に関するアンケート結果発表！

ピン芸人ならぬ、ピンリサーチャー「アコ」による、子育てを観察、実験、科学する「アコラボ」です。先日の投稿「女性の育児と仕事のリアル！働き方に関するアンケート結果発表〈速報〉！」では、月に稼ぎたい金額が「10万円以下」が6割以上であったり、1日の理想とする労働時間が5〜6時間と、少し働くことに抑えめな姿が浮かび上がりました。

↓　前回のアンケート結果はこちら　↓

そこで今回は、「働くことに控えめである理由」について掘り下げてみていきたいと思います。

貯金、保育園代、おむつ代程度……そこそこの収入は月6〜10万円

前回の集計で明らかになった「月に稼ぎたい金額」は、月6〜10万円。この理由としては、「生活水準は下げたくないので、子どもが生まれて増えた費用（保育園代やおむつ代）はまかないたい」という声がダントツ。この金額は、扶養の範囲内でもあり、「稼ぐ」ほどではないけれど、「カツカツはしたくない」から。月11万円以上を稼ぐと、子どもと過ごす時間がとられてしまう……とのこと。「子どもとの時間」と「支出」から、働く時間をはじきだしているようです。

「働く理由」＆「働かない理由」ベスト3

そして、産後に「働く理由」と「働かない理由」についても訊ねました。

《産後に働く理由》

経済的な理由から……

「生活費を稼ぐため」、「旦那にだけ負担をかけたくない」、「気兼ねなく使えるお金がほしい」など

社会的な理由から……

「社会とつながっていたい」、「自分の価値観の凝り固まりを防ぐ」など

自己実現の理由から……

「働くことが好き」、「キャリアを活かしたい」など

 

《産後に働かない理由》

預けられない！

子育てに専念したい！

体力とモチベーションに不安！

働くうえで重視しているのは「負担をかけたくない！」

そしてそして、「働くうえで重視していること」についての回答から浮かび上がったキーワードは……

「負担をかけたくない」！

それは、職場の同僚に対して負担をかけたくない。

急に子どもが病気になったり、保育園や幼稚園の行事が入ったときに、「休める制度や雰囲気があることが重要」との意見が多数！　「子育てに理解のある職場」という言葉にそうした思いが集約されていました。

そして、我が子に負担をかけたくない。

「残業や通勤時間を極力減らしたい」という声が多くあがりました。それも、我が子に寂しい思いをさせたくないから……という親心から。「やっぱり、子どもには母親」というコメントも多数寄せられました。

 

〈まとめ〉　ママの責任感は強い！一方で「自分」が不在！？

今回のアンケートをとおして、ママはこれまで以上に、子どもや職場などありとあらゆる関係に「負担をかけてはいけない」と責任感を強くもっていることがわかりました。けれど、「私がこれをしたい！」「こう生きたい」という意見はほとんど見受けられず……。まだまだ子育てで手一杯な気持ち、よくよくわかります。気づくと「あれ、私、今日1日、野菜刻むだけで終わった」「自分のことに頭がいかない」って日ばかり。けれど、この子育てに無我夢中で取り組んでいる今の気持ちとか感情の変化に、1日のうち少しでも心を傾けておくと、やがて自分のスキルや経験を生かす場面が訪れたときに、だれの目を気にすることもなく、自分のために頑張れるのだと思います。そう願って……

〔調査概要〕
調査名　　女性の産後の働き方に関するアンケート
調査対象　子どもをもつ女性
調査期間　2015年9月29日〜10月5日
調査地域　全国
調査方法　インターネットを利用したオープン調査
調査主体　コレ芝
サンプル数　119人

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タグ: 10ヶ月, アコラボ, 働く ↑上に戻る