男と女の場外相撲が、子供の語彙力を増やす #09 日本語ラボ
「日本語ラボ」シリーズは、日本語教師の卵であるアコが、日々の学習した内容を振り返りながら、まとめています。日本語の学習者にも、読み物としてもお読みいただけるシリーズとして育てていきます。 # 09 日本語教育事情_学習ストラテジー編
親はマネージャーじゃない、親も学習という土俵に上がるのです!
「東ぃ〜、猪突猛進(ちょとつもうしん)〜」
「にぃしぃ、大根役者(だいこんやくしゃ)〜」
「両者見合って、見合って、ハッケヨーイ、ノコッタ!」
夫、40歳。ひらめくと、周りが見えなくなるイノシシのような男。
妻、40歳。いつも一生懸命なんだけど、不器用が板についてる女。
オイっす!
私たち、まだまだっす!
まだまだ学びの現役からは退きません。
そして、息子は今年、3歳に。
すると、周りからこんな話もちらほら。
「塾、どこ行ってます?」
「電車に乗って習い事に」
そして、ヒィヒィ言いながら子供と職場を往復していたママたちは、いつしか子供の「マネージャー」業に。
塾への送迎は、本当にママの多くの時間と労力が費やされていると伺います。
一方、我が家は、というと。
夫婦揃って、公立の出身。
そして、塾にも通ってこなかったので、
「いまの東京の子ってすげーなー」
「お母さんたち、大変だなー」
とビックリ!
何より、私たち自身がまだまだ学ぶことがたくさんありすぎて、
息子の「付き人」してる場合じゃないぞ、と
米米暗記法に取り組んでいるわけです。
とはいえ、とはいえ。
塾に通っても通わなくても、願う先は。
どちらの親もきっと同じ思いでしょうけどね。
こどもにより広い世界を見てほしい。
多くの選択肢を与えたい。
そのために、
どちらも、自分の人生を切り取って、こどもに分け与えている。
いろんな選択肢があるので、
どれを選択したとしても親の愛情は変わりません。
子供のことが大好きで、子供の未来を少しでもよくしたい。
そんな気持ちは、みんなおんなじ。
「急がば回れ」で、親が学ぶ姿を実況中継で見せる
そんな中、私たちはどうありたいか、というと……。
がむしゃらに働き、
がむしゃらに学ぶ姿を実況中継で見せたい。
そして、子育て云々という前に、
自分たちこそ、学びたいと感じてる。
だからこそ。
急がば回れ!
親がインプットして、
それを息子に伝える。
そんな学びの環(わ)ができたら。
そのうちに、やっぱり、塾や習い事を頼ることはあると思いますが。
今の段階では、自分たちの学びに誘い込んでみようと。そう思っています。
四字熟語しりとり20語をブツブツ実況中継!
では、自分たちの学びをどう実況中継しているか。
普段、私たちが実践している遊びをご紹介します。
「四字熟語しりとり」
パパとママで。
ママとバーバで。
ママが一人でブツブツ。
お皿洗いながら、ブツブツ。
電車の中でブツブツ。
ぜひ、この20語にトライしてみてください!
紙に書き出したのを読み上げるだけでもいいですよ!
一期一会 いちごいちえ
栄枯盛衰 えいこせいすい
こんな感じで、交互に四字熟語を唱えていきます。
▶︎一石二鳥 いっせきにちょう
▷海千山千 うみせんやません
▶︎千両役者 せんりょうやくしゃ
▷遮二無二 しゃにむに
▶︎二人三脚 ににんさんきゃく
▷空前絶後 くうぜんぜつご
▶︎五里霧中 ごりむちゅう
▷右往左往 うおうさおう
▶︎有耶無耶 うやむや
▷夜郎自大 やろうじだい
▶︎意気揚々 いきようよう
▷雲泥万里 うんでいばんり
▶︎臨機応変 りんきおうへん
▷変幻自在 へんげんじざい
▶︎異国情緒 いこくじょうちょ
▷余裕綽々 よゆうしゃくしゃく
▶︎空中分解 くうちゅうぶんかい
「Apple」が言える2歳児や「あいうえお」が読める2歳児はたくさんいますが、「余裕綽々」とか言える2歳児とか3歳児は、そうそういませんからね。親も子も、土俵の外で眺める観客に、「うっちゃり」を決められる!
そんな感じです!
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廣升敦子(アコ)のプロフィール
日本語教師、上級心理カウンセラー
宮城県出身、東京都在住。千葉大学で小中学校(英語)免許を取得後、教育専門紙の編集記者に。その後、フリーランスのリサーチャーとして、N=1のインタビューを続ける。我が子の成長や親の葛藤を綴ったブログ「コレ芝」でのエピソードは、中京テレビや日経MJ、朝日小学生新聞などで紹介。息子が2歳の時に始めた語句の詰め込み教育を通し、4ヶ月で800語の四字熟語を覚える。これに味をしめて、現在は日本語教師として外国人や児童に日本語を教えている。
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