幼児教育の最強メソッド?!米米(コメコメ)暗記法とは〜ITフル活用の就学前教育2.0/2歳(幼児)四字熟語1000語の詰め込み術
「ITフル活用の就学前教育2.0/2歳児1000語の詰め込み術」は、現在2歳の(今秋3歳になる)息子に、半年で新規に「四字熟語1000語」を詰め込むという前代未聞の試み! この子育てサイト「コレ芝」では、その全記録を公開していきます。
米米暗記法で、四字熟語3000語をインプット!
お久しぶりです。タケです。
自分たち家族が取り組んでいる【ITフル活用の就学前教育2.0/幼児(2歳児)1000語の詰め込み術】では、妻のアコがブログを、夫である自分(タケ)は裏方からプロジェクトのサポートや、四字熟語を覚えるための教材・教具(部屋に貼るラミネートや、ミニカーを走らす滑り台など)を担当していました。が、前回のブログ【幼児の語彙力を高める第一歩は、親が先回りして学ぶ!】でアコからのご指名を受けまして、
満を持して……(なんて大げさですが(*´ω`*))
米米暗記法(こめこめあんきほう)について書かせていただきます!
ありませんよね 笑
なにせ自分が作った暗記法なので…
自分はこの「米米暗記法」によって、四字熟語3000語を暗記しました。(かけた時間は、一年間1日30分程度)
そして今回の四字熟語暗記プロジェクトにあたり妻アコに1500語以上の四字熟語を1ヶ月(1日1〜2時間)で暗記してもらいました。
そんな暗記の方法を紹介させてもらえればなぁという、今回。
ただ読み進めていただければわかりますが、この米米暗記法は何も、奇をてらった「非常識●●」みたいな類の暗記法ではありません。極めて基本に忠実であり、かつその忠実な手順をいかに最短でこなしていくかという方法です。その点、認識をお間違えのないようにお願いします。
暗記法の前に、タケの税理士試験の話
米米暗記法とは、どの様な暗記法なのか!?
それを説明する前に、
なぜ、自分が暗記方法を語るのか!!!
の話を少し聞いてください。
コレ芝ファミリーの夫(パパ)のタケ。わたくし廣升健生(ひろますたけお)は今は税理士として働いています。
【廣升健生税理士事務所 http://hiromasu.com/】
ただ経歴は少々変わっていまして、最初のキャリアはパン職人でして22歳の時にパン職人を辞め簿記検定、税理士試験と試験勉強をパスしてキャリアチェンジをしました。
パン職人から税理士試験を目指しいかに合格したかの勉強体験記は、税理士事務所のサイト内のコンテンツやamazonの電子書籍【パン屋が税理士になる方法】を参照いただくとして、この受験勉強の期間に常に意識していた事がありました。
それは
で、税理士試験を初めて2年目くらい(だったなか)の時に、出た結論は
結局のところ、受験勉強なんて膨大な暗記をアウトプットしているだけだ
ということ。
そう言うと必ず反論が返ってきます。
例えば、税理士試験であれば、『簿記の試験は計算問題は暗記ではない。』
語学は、『語彙の量は暗記だが、それを文法にあてはめるのは暗記ではない。』などなど
もちろん、覚えた(暗記した)素材どうアウトプットするかは、受験勉強の傾向等によって多少の差異はあるでしょう。
ただ、アウトプット出来るかの有無すらも結局暗記の深度、つまりどの程度の深さで身体に染みつて覚えているかどうか。結局これ。
という事は!物事をシンプルにすれば、人よりも多くの言葉や文章を暗記すれば良いと言うことになる。
そして、出題された問題に対して受験生中トップ2%程度の精度で暗記できれば良いということ。※税理士試験は各試験科目10%の合格率。全受験生に対して税理士として合格する割合は2%程度。詳しくはwikipediaを参照。
それ以来常に考えていたのは、使う時間に対する暗記効率なんですね。
暗記って話としてはとてもシンプルなのです。
理屈としては 繰り返すだけっちゃだけのです。
ただ、税理士試験でいえばトップ2%に入るレベルで暗記を繰り返す。これは実は結構な方法論とテクニックがいる。
それは限られた時間の中で【何を】【いつ】【どれ位】繰り返すのか。
自分は、税理士試験の受験勉強時代にこれをとにかくブラッシュアップしていくことだけを徹底してました。
そして、受験回数4回(足掛け5年)で税理士試験に合格しました。※税理士試験をご存じない方は、足掛け5年というとすごく長くかかっているという印象だと思いますが、一般的には合格者の平均期間が7~10年と言われているので、順調な合格年数と言えます。
少しと言いながら、だいぶ前段の話が長くなりましたが、米米暗記法とはつまりは自分が税理士試験でブラッシュアップさせた効率的な暗記法を【別の暗記すべき素材】に転用した方法だということです。
今回のプロジェクトではその素材が四字熟語だということです。
米米暗記法の手順と方法
米米暗記法の取り組み方を紹介するにあたり、四字熟語だとは少し応用的になるため、よりシンプルな例として、漢字検定(準一級)の漢字の読み方で説明します。
暗記したい教材はこちら。
手順
1.20~30問の問題を用意する。
2.読めた漢字(知っていた漢字)は点「・」を打つ
3.読めなかったものは横棒ーを引く
4.一通り終わらせる。
5.1度目に読めなかった横棒のついたものをもう一度テスト。正解なら斜め棒、不正解ならなにもなし
6.不正解が3つた貯まったら、また不正解に戻る。
7.5と6を繰り返し、全てが「米」の字になるまで続ける。
8.全て米になったら数日あけて、1~7を繰り返して行う。
やり方はこれだけ。手順としては難しくありません。これを繰り返すと、最初は「米印」が沢山ついていたものが、2度め3度めと回を重ねる毎に少なくなり・の数が多くなっていきます。
・がつくというのは言い換えれば暗記が完了したことになりますので、とにかく・を増やしていけば良いという事になります。
この方法のなぜ?を紐解いて解説していきます。
知ってる知らないを可視化する
この米米暗記法でいちばん大切なこと。それは、【知っている】と【知らない】を可視化するということです。
手順1.2で、知っているものに・をつけ知らないものには横棒ーを付けました。
この作業でまず、これから暗記するものを洗い出します。
逆の言い方をすると、既に知っているもの。つまり【暗記しないもの】を排除するという作業です。
これは、聞けばなんてことはない話のようですが、前段の税理士試験の話に当てはめると、勉強時間をとってすごく勉強している受験生で合格できないパターンはほぼこれが出来ていません。
※ちなみに、自分は自分が税理士試験を勉強した後、大原簿記学校の税理士試験受験講座の講師も3年やっていたので多くの合格する受験生、苦戦する受験生を見ています。
具体的には正解出来た演習問題やもう既に暗記した税法理論を何度も繰り返してそれで満足してしまっている。
もちろんそれも、無駄ではないのです。でも、使う時間に対しての効果は低い!
上記の1~8の手順を見てもらえばわかるように、一度・を付けたものはその日の暗記でもう二度と時間を使っていないことがわかります。
知っている事に時間を使わなければ、必然的に知らないものを暗記できる時間を確保することが出来る。
そのために、まず知っていると知らないを目で見える形に分類するのです。
「知らない」と「忘れた」を可視化する
5と6の手順で、1~4で振り分けた【知らない】について暗記をしていきます。
その際に、すぐにーが引けるものとなかなか引けないものが出てきます。
その違いは
【A 忘れていたもの】
【B 知らなかったけどすぐに入ってきたもの(暗記できたもの)】
【C 知らないしなかなか入らないもの(暗記できないもの)】
に分類ができます。
この分類、米印を付けていく手順は同じです。当然忘れていたものは、思い出せばすぐに線は引けますし、そもそも知らないものはなかなか線が引けないので結果何度も繰り返すということになります。
この上記3分類は、後日もう一度同じ手順でテストしてみると顕著に差が出てきます。
【A 忘れていたもの】は次回のテストでは100%に近い確率で・になる。つまり覚えているものに仲間入りする。
【B 知らなかったけどすぐに入ってきたもの】は半々くらいで・と横棒ー。
【C 知らないしなかなか入らないもの】は2,3割が・になれば御の字という程度。
例えばこの漢字の読み方ももちろん漢字を今までどの程度知っているかによって正解の数は異なるはずです。
ただし、例えば同じ漢字検定1級の読み方ですが、日常でも聞いたことがあるのか無いのか、
辺や作りで読み方が同じ物はあるのかなどで、そもそも知っていたのかどうか 覚えやすいのかどうかが変わってくるという事です。
もちろん【知っている】と【知らない】の可視化と同様に、3つの分類に対して、適切に時間を使う事が必要になるのです。
何をもって暗記したと定義する?
コレ芝の四字熟語プロジェクトでは1000語暗記という目標を立てて進めていくるのですが
を明確にしています。
本プロジェクトでは、四字熟語の上の2文字を言って息子が下の2文字を言えたら【暗記したもの】とカウントしています。
この、何をもって暗記したとするかの定義はすごく大事です。
ちなに、米米暗記法の場合、日にちをあけてテストしてみて・が3つ連続でついたら暗記完了と定義しています。
この定義がブレるとまた、覚えている所に必要以上に時間を使うという悪循環に陥ってします。
ただ、この話をすると必ずこう言ってくる人がいます。
四字熟語の暗記も同じで、息子が四字熟語を暗記してますというと、『意味もわかるんですか?書けるのですか?と。。。』
話としてはおっしゃるとおりなのです。
漢字を読めたって使えないなら意味がないじゃないと。。。。ただ、読めなければ使う事も出来ないわけで、四字熟語も言葉自体を覚えていなければ、意味を知ろうと思わないわけで使うための第一歩としてとりあえず読める、口に出して言えるを 暗記したの定義としているのです。
暗記したいなら書くな!声に出せ!
米米暗記法では、基本的には暗記したい対象を書く事はしません。
もちろん、漢字の書き順を覚えたり辺や作りを覚えるという場合に【書く必然性】があれば書きますが、
例えば上記の漢字の読みを覚えるのに、いちいち読み方の平仮名を書いたりはしません。
なぜならコスパが悪いからです。
繰り返しになりますが、暗記とは結局のところ繰り返しです。
で、何を繰り返すのかといえば【ハテナ】の繰り返しです。
なんだっけ?をいかに繰り返し出来るのかが勝負。書くこと自体は無駄ではないんですが書く為に必要な時間に対してのハテナの回数が少ない。
書く代わりに断然おすすめするのは声に出す!です。
声に出すが一番効率がいいのです。声に出せば音が耳に残りますし口に出すという行為で脳に記憶の刺激が入ります。結局暗記は脳に強烈な記憶を繰り返し叩き込むの勝負ですので、とにかく声に出してください。
でも、結局、暗記に近道はなし
今回は、自分が税理士試験を通じてたどり着いた効率的な暗記法の話でした。ただ今回ブログを書きながら、再確認したのは結局のところ『暗記に近道はなし』ということです。
例えば『覚えるものに関連付けのイラストをつける』とか、『語呂合わせで覚える』とか、暗記を手助けする情報を付していくというのもありますが、それはいかに記憶に残らせるかの話だけで結局のところ、ハテナの絶対量を増やすのが一番の解決方法です。
でもそれが簡単なよう非常に難しく、今回のプロジェクトでも息子が覚えるためにそのハテナの量をいかに増やすための仕組みを作るのかに苦心しています。
暗記論については、まだまだ詳しく話をしたいのでまた別の機会に熱く筆を取りたいと思います。
コレ芝の夫(パパ)タケからは以上です。
それでは、合縁奇縁を願って……。「キッズことば」カフェも継続開催中です。
⇒次の話は【幼児の語彙力を高める第一歩は、親が先回りして学ぶ】です。
ITフル活用の就学前教育2.0/幼児(2歳児)1000語の詰め込み術 目次とプロローグ
- ITフル活用の就学前教育2.0/幼児(2歳児)1000語の詰め込み術 目次とprologue
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