「お札」で歴史と数字をちょっと知ってる感をだす#11_就学前に幼児の日本語ボキャブラリを増やす遊びメソッド

「ITフル活用の就学前教育2.0／2歳児1000語の詰め込み術」は2歳（当時）の息子に、半年で新規に「四字熟語1000語」を詰め込むという前代未聞の試み！　この子育てサイト「コレ芝」では、その全記録を公開していきます。

こんにちは、アコです。

このシリーズでは、息子の日本語習得に向けた取り組みを小さなメソッドとして記録していきます。「ITフル活用の就学前教育2.0／2歳児1000語の詰め込み術」でも、様々な取り組みをご紹介してきましたが、一つ一つを改めて記録していくことで、どの取り組みが効果的だったか、改善の余地があったかを検証し、より有効な方法を「キッズことば園」に活かしていきたいと思います。

１万６千円で歴史を学ぶ

財布に１万円と５０００円、１０００円札が入っていたら、子どもがちょびっとインテリになります。

それは、幼児教室に通うでもなく、絵本を買うでもなく……。最近は、お札を教材化してしまっています。

というのが、たまたま何かに「夏目漱石」が載ってたので、

「ほらほら、１０００円に載ってるよ」

と教えようとしたら、おお、野口英世に変わってるではないか。しかも、５０００円札を「清少納言」だと思ってた！……という記事を書こうとしてネットで検索したら、「紫式部」でした。記憶が怪しすぎる！

で、話を戻して、それならば、この３人を刷り込もうと思ったわけです。

１０００円：野口英世

５０００円：樋口一葉

１００００円：福沢諭吉

子どもにとってのお金は図鑑だ！

日常、買い物に行ったり、財布を開けるタイミングはちょこちょこあります。そんなときに、千円札を手に取らせて、

「これは、野口英世さん。福島県のお医者さん。黄熱病っていう病気のバイキンを調べてたんだって」

とインプットします。

私の歴史の知識はとても危ういので、話しながら、ウィキペディアで調べます。で、公式サイトで同じ人物画が出てきたら、

「ね、ね、この人、野口英世さん」

ともう一度繰り返します。

富士山に菖蒲に平等院鳳凰堂

ちなみに、それぞれ裏にも絵が書いています。

１０００円：逆さ富士

５０００円：燕子花図（かきつばたず）

１００００円：鳳凰

富士山はパッと見でわかったものの、菖蒲のような絵と鳥は調べて初めてわかりました。

それぞれ、国宝としての象徴が描かれているのだそうです。

財務省のホームページに、採用理由が書かれています。

「再現性が高い」ものを教材化する

……と、私の感想みたいになってしまいましたが、何を伝えたいかというと、誰もが目にするものの豆知識を増やすということを意識しています。

というのが、例えば、パリの美術館の絵や専門書の話を伝えたところで、当面、同じようなことに関心のある人に出会わなければ、この知識は生かされない。けれど、お札は身近なもので、いっぱいあるかは別として、多くの子どもはそれを見た経験があります。

なので、小学生や中学生になって歴史で野口英世を学んだときに、

「あ、１０００円に載ってる人でしょ。福島県のお医者さんだよね」とすらっと答えられたら、ちょっとかっこいい。そして、野口英世の人物漫画を読もうという気にもなりそうですよね。

そんな感じです！

それでは、合縁奇縁を願って、bye booo!

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