就学前の幼児教育でおもちゃを「語学教材」にするメリットって？！〜ITフル活用の就学前教育2.0／2歳（幼児）四字熟語1000語の詰め込み術

「ITフル活用の就学前教育2.0／2歳児1000語の詰め込み術」は、現在2歳の（今秋3歳になる）息子に、半年で新規に「四字熟語1000語」を詰め込むという前代未聞の試み！　この子育てサイト「コレ芝」では、その全記録を公開していきます。

就学前の子どもに合った知育玩具（おもちゃ）が見つからないから、ミニカーを教材に！

先日、「キャッチコピー式勉強法」をご紹介しました。このキャッチコピー式勉強法は、まだ文字の読み書きができない息子が言葉を覚えるために、「ものやシーンに一対一で四字熟語を命名する」という方法です。そして、「好きなもの」に名前をつけると、すぐに覚えて定着することがわかりました。

この「好きなものに命名する【キャッチコピー式勉強法】」にたどり着くまで、我が家ではさまざまな「知育玩具」を使ってひらがなや英単語を覚えさせようとしてきました。

……が、もって5分。すぐに別のおもちゃに気が向いてしまいます。あれこれ、試しました。動物や車の絵が描いてるもの、それにボタンがいっぱいついてるもの……。

我が子にピッタリの「知育玩具」が見つからない！

息子に集中力がないだけ？

なんて、自問自答を繰り返しながら、タンスの片隅に追いやった知育玩具も、山ほど。随分と、浪費もしてしまいました。

でも、でも……。

でも、ミニカーで遊んでいるときは、とてつもない集中力を発揮します。10分、いや30分、平気で1時間も2時間も没頭して遊んでいます。

だから、先日も「好き」にキャッチコピーを、とお伝えしましたが、我が家では「ミニカー」が「知育教材」になりました。

「ミニカー」が教材に、遊びながらみるみる覚えた

車のおもちゃが好き

息子のミニカー好きは、1歳前後に遡ります。当時は、トミカの救急車やパトカーを床の上で走らせたり、坂の上で滑らせたりして毎日のように遊んでいました。いまでは、「Cars（カーズ）」が好きなのですが、とにかく朝から晩まで没頭して遊んでいます。

ミニカーに四字熟語の名前をつけよう

それだけ、息子にとってミニカーは大切な存在。だから、別の教材を与えるのではなく、ミニカーを教材にしてしまおう！　そうして、家中にあるミニカーというミニカー、一つ一つに「四字熟語」の名前をつけました。

お名前を呼びながら、何度も遊んでいる

ミニカーに「四字熟語」の名前をつけると、息子は「これは、馬耳東風（ばじとうふう）」、「千両役者（せんりょうやくしゃ）と正真正銘（しょうしんしょうめい）は、お顔が似てるね」など、お名前を呼びながら遊ぶようになりました。いまでは、学ばせようとしなくても、自分から「このお名前、なーに？」と尋ねてきて、なんども四字熟語を連呼するようになりました。

（↓ミニカーで遊びながら四字熟語を口ずさむ動画は、こちらをご覧ください）

なぜ、ミニカーを使うと覚えられるのか

息子にとってのミニカーは、大好きな、そして身近な「友だち」のような存在です。だからこそ、いつも手元にあり、眺めては楽しんでいます。

もともと好きな「車」やキャラクターだからというのもあるのですが、ミニカーは語学教材として最適な要素をもっていることがわかりました。

手で触れながら、ひとりでも遊べる

ミニカーは、子どもが直接もって、自分の意思で動かせるのでとても遊びやすいおもちゃ。一度四字熟語のお名前を教えれば、ひとりでも繰り返し言葉を発しながら遊ぶことができます。

持ち歩いて、どこでも連れて行ける

そして、小さいのでお出かけ用のバッグやポケットに入れて、どこにでも連れて行けます。公園や電車の中でもミニカーを動かしながら遊べるので、いつもの遊び場が学び場に変わります。

インパクトのあるシーンが創り出せる

記憶するには、「思い出」を作ることだろうと思っています。ミニカーなら、滑り台で滑らせた、公園でぶつけた、タイヤが外れた、上に小さな虫や粘土を乗せた、カーズの名場面を再現して並べた……など、さまざまなシーンを作り出すことができ、そのつど、息子の記憶に残すことができます。そんな遊びの幅を広げるために、さまざまな装置として、滑り台やゲームを作りましたが、それは追って別の機会に！

まとめ　好きなおもちゃを教材にすると、学ぶことが習慣になる

息子が夢中になって遊びながら四字熟語を繰り返す様子を見ていると、「遊び」と「学び」は切り分けることができないと感じます。この時間は「学ぶ」、この時間は「遊ぶ」。あるいはここでは「学ぶ」、ここでは「遊ぶ」というように切り分けるのではなく、むしろとことん「遊ぶ」！　その中に、学ぶ要素をどう盛り込むかが、子どもが学ぶ楽しみを知ることにつながるのだと思います。