幼児教育のために、勉強法や暗記方法より大切なもの〜ITフル活用の就学前教育2.0/幼児(2歳)1000語の詰め込み術
「ITフル活用の就学前教育2.0/2歳児1000語の詰め込み術」は、現在2歳の(今秋3歳になる)息子に、半年で新規に「四字熟語1000語」を詰め込むという前代未聞の試み! この子育てサイト「コレ芝」では、その全記録を公開していきます。
コレ芝ファミリーの夫(パパ)のほうのタケです。
前回のブログ【幼児教育の最強メソッド?!米米(コメコメ)暗記法とは】では、自分の税理士試験で活用していた暗記方法(米米暗記法)を紹介しました。
米米暗記法で一番伝えたいことは、
暗記は「時間効率」を考えながら、最短で覚えていきましょう!
ということでした。
ただ、暗記の方法論などよりももっともっと根本的に大切な話があります。
幼児教育だろうが税理士試験だろうが子供も大人も共通するであろうそんな話を少々。
好きこそ物の上手なれ
まず、結論から!このブログでも既にアコが何度か書いてますが、どんな暗記法を駆使しても
好きぃぃ〜!
に勝るものはありません。
米米暗記法でも紹介したとおり、暗記とは多少の効率化はできても結局のところ、時間をかける事が出来たかどうかが最も大事。
そうすると単純な話で好きなものと好きでないもの。時間を多くかけているのはどっち?というだけなんですよね。
息子の江(こう)は、カーズなどのミニカーが大好き。
で、四字熟語を覚えさせるために、そのミニカー達を中心にキャッチコピー(ミニカーに合わせた四字熟語)を付けています。
結論だけ書くと単純なのですが、ここに行き着くまではいろいろと試行錯誤をしたのです。
動物園の動物ではダメなのか?
水族館の魚ではダメなのか?
カーズが好きなら乗り物キャラクター繋がりで
トーマスは?
アンパンマンは?
サンリオは?
ミッキーマウスは などなど
ただ現在(2歳10ヶ月現在)はカーズが好きなのでカーズを中心にという事になってます。
おもちゃを買い与えるは是か非かの話は【2歳幼児の就学前教育に「おもちゃ」を買い与えることは投資!?】を参照ください
ちなみに、【現在は】を大きくしたのは、三ヶ月前はトーマスにはほぼ無反応だったのが最近興味を持ち出している兆候があったりするので、数ヶ月後には別の好きが台頭しているのかもしれません。
息子は四字熟語は好きなのか問題
好きなものにしか興味がない。好きなものだから没頭できる。そりゃそうだ。これって幼児だろうと小学生だろうともっと言えば大人だって同じです。
で、そうするとここで大きな問題に直面します。
それは、
という…
今現在、コレ芝夫婦アコとタケ立案、実行しているスキーム(←ここはあえてSchemeと言っておきます)では
息子が現在好きなものは前述の通りカーズ達ミニカー。四字熟語はというと、
はっきり言えば
です。だから息子にとって好きなものではないはずです。
そもそもですが今の息子は四字熟語はそもそも好きとか嫌いという次元ですらない。という感じだと思います。
ただ!です。
もう少し大きくなった4~6歳くらいになったとき、息子はおそらく四字熟語が好きになっているはずです。
最初はカーズに【あいのり】させてもっていた四字熟語が独り立ちして息子に愛されるという事です。逆の言い方をすれば、四字熟語が息子に愛されるにはどうしたら良いのかを常に夫婦で考えているということになります。
好きってなんだろう
突然ですが皆さんは野球は好きですか?
自分は、今はヤフーニュースでどこが優勝した、大谷がどうなった程度の情報は入手していますが現在はさほどといったところです。
ただ、子供の頃は父が広島出身で広島カープの大ファンだっと事があって、自分も大のカープファン。
今またカープが強い時代が到来していますが、当時も広島カープは強かったんですね。
自分が初めて父に球場で野球観戦に連れて行ってくれたのが神宮球場で、カープ対ヤクルト。
その試合はカープの優勝決定戦で、炎のストッパー津田恒美がリリーフで抑えて8対4(くらいだったような)で勝利。
当時小学2年生くらいだっと思いますがそれ以来、中学生くらいまではプロ野球中継をテレビで見るのが日課でした。
ただ、小中学校と近くで野球教室とかチームはあったのですが、特にキッカケもなく自分は野球をするということはなかったんですよね。
で、興味もだんだんと薄れてきて今に至るという状況です。
対して、自分と同じように小学生位の時に好きになってから未だに猛烈に野球が好きな人も沢山いるでしょうし、もっと言えばプロ野球やその業界に携わって仕事をしている人もいると思うのです。
この差はなんだろうと考えた時に、自分なりの結論は好きの熱量の差だと思ってます。
好きの熱量って早い話どんだけ好きなんだよ!?ってことなのですが、自分は上記の野球の話からこんな確信を持っています。
最初の好きは環境からしか生まれない
親の趣味嗜好。住んでいる場所。旅行やレジャー先での経験。
息子がなぜカーズなどのミニカーが好きなのかを考えると、うちの場合は【住んでいる場所】が大きいと考えています。
夫婦は、息子が興味を持つまでは全く車に興味はありません。もちろん車も所有していないですし。
ただ、徒歩3分圏内にロールス・ロイスとフェラーリのショールームがあり、ガラス越しですが、毎日のように本物を見ることができます。(ショールームに入ることも出来ますが買いもしないのに入るには勇気がいって入ったことはありません)
また、普通に道を歩いていても、格好いいクルマがビュンビュン走ってます。
結果的にはこの環境が大事だったのだと思う。
ちなみに、息子の好きがキッカケで両親も少しだけ車に興味が出てきて、最近は近所の中古販売店に佇むマセラティーを見て『格好いいよねぇ』とかが日常会話になっています。
では四字熟語はどうか。彼がもう少し年を重ね4歳~6歳位になった時に、特に意識せず勉強したという感覚もないが言葉だけは口が覚えている状態。つまり気がついたら
当たり前にそこにあった(四字熟語を覚えていた)
という環境を用意することが大事であると考えています。
好きの継続は成功体験と他者評価
好きを語る時に実はこちらがとても大事なのだと考えいます。
それは、好きを継続するためにはどうすればよいかという事です。
それは成功体験と他者評価だと考えています。
自分に振り返ってみると、前述の野球の話は好きを継続する成功体験や他者評価がなかったのだと思います。
例えば自分自身も野球をやってみる。ただ、自分がやっているからだけで好きを継続するのは難しくて誰かに褒められた(他者評価)とか試合に勝った(成功体験)とか。
これは必ずしも野球をやっていなくても良くて、誰よりもプロ野球選手に詳しくてクラスの友達に一目置かれた(他者評価)とか、野球について作文コンクールで入選した(成功体験)とか、あれば良かったんでしょうが自分にはなかったのですよ。
対して、今自分が継続していること。結局のところ継続していることが好きな事なのだと定義してしまうなら。
自分が好きなことは結局仕事である
と言うことになります。
このブログを書くにあたって、実は最初に自分に問いかけたんですよね。
自分は会計税務、税理士の仕事が好きなの?と
好きっていうか。まぁ生活の糧だし、長くやってたからねぇ腐れ縁っていうのかなんていうのかねぇぇ
みたいな、なんだか長年連れ添った妻に面と向かって『愛しているよ』って言えない旦那みたいな感じだったのですが、結局は自分が会計税務の世界に入ってそろそろ20年ちかく(簿記3級の勉強開始時(21歳)から数えて)やっているのも小さな成功体験と他者評価の積み上げなと再認識したのです。
例えば、一番最初に簿記に触れたのは、高校卒業した後に通っていたパンの製菓学校。
製菓学校では卒業後にパン屋の経営もするだろうからという事で、丸一日使って簿記と経営の基礎講座みたいなのかがあって、今まで勉強で満点なんてとったことがなかった自分が、簿記だけは満点だったんですよね。
その後簿記を勉強開始した理由は他にもあるのですが、その小さい成功体験が第一歩です。
でその後、苦しみながら勉強して税理士試験に合格した成功体験。
仕事では、講師したりお客様にサービスを提供しての声。
最近で言えば大きかったのは、クラウド会計に特化した事務所サービスで比較的若手の同業者の方には名前を覚えてもらう程度の書籍の出版なりネットでの情報発信ができたこと。
そして、税理士事務所のホームページのブログが読者にひびいたのかgoogle検索 税理士 1キーワードでウィキペディアなどを除いて一番になったこと。(今は発信頻度も低いので下がってますが…)
『井の中の蛙大海を知らず』から始めよう
これは異論反論オブジェクションあると思うですが、『井蛙之見(せいあのけん)』という言葉があります。
一応四字熟語プロジェクトなので四字熟語を出していますが、『井の中の蛙大海を知らず』です。
このことわざ、御存知の通り世間知らずで視野が狭いというネガティブなことわざです。
自分は、大海を知って何をやっても控えめに
『自分はまだまだ大したことはやってません』
と満足感を得ることが出来ず自己肯定感が低いくらいなら、小さい世界を自分で作ってでも成果出した!
モチベーションあげあげっしょ~
という方が結局うまく行くと思っています。
だって冷静に考えてみて自分がやっている事なんて大したことないんんですもの。
税理士試験は難関資格の部類には入るけど、会計士試験のほうが難しいです。(自分は受験していないので世間一般的に言われているという意味です)
google検索で会計事務所一位になりましたぁ。
クラウド会計の情報発信では結構知名度ありますぜ~!!
皆さんが突っ込む前に自分で突っ込みます!
ですよね 笑
どうせ、なにしたって だからどうした?なら自分の心が満足した方が幸せだと思うのです。
ちなみに、井の中の蛙大海を知らずの後には『されど空の深さを知る』という続きがあるとかで。
何かしらの理由(他者評価や成功体験など)で継続してきた時間の積み重ねは自分の中にだけあるものでそれをしっかりと自分で整理する事は、外を見て世界は広いと感じる事よりも更に大事な事ではなかと思っています。
長い!!!
もう少し端的にまとめなさいと思ってますがまとまりません。
幼児教育とはランチェスター戦略である
この前段の長い話から息子と四字熟語の話をすると、四字熟語はまず環境で好きなカーズをはじめミニカー達にあいのりさせる形でまず覚えさせる。
しかも、覚えているなんて意識もなく、もう気がついた時には1,000語以上の四字熟語が身体に入っている状態。これが、今3歳の誕生日を目標に取り組んでいるプロジェクトです。
問題はその後です。その後、好きを継続出来るための、他者評価や成功体験を持つことが出来るのか。
それは正直わからないのです。
ただ、上記の自分の経験からすると、一番好きになる可能性の高いものは
ものだと思うのです。
そう考えた時に、四字熟語だけは近所の友だちの誰よりも知っている!
小学校や、田舎のじぃじやばぁばよりも詳しい。
これが息子の中での小さいながらも圧倒的な成功体験つまり好きにつながってくれれば、成功体験の味を覚えると思うのです。
これ、マーケティング用語で言うと『ランチェスター戦略』です。
まずは絶対勝てる勝負で一点突破する。そして一度でも圧倒的な成功体験の味を覚えれば、あとはその経験則を他の勉強に転用するだけ、それくらいはチョロいのです。多分。
長かったですが、コレ芝の夫(パパ) タケからは以上です
それでは、合縁奇縁を願って……。ワークショップも継続開催中です。
⇒次の話は【2歳の幼児教育に「おもちゃ」を買い与えることは投資!?】です。
ITフル活用の就学前教育2.0/幼児(2歳児)1000語の詰め込み術 目次とプロローグ
- ITフル活用の就学前教育2.0/幼児(2歳児)1000語の詰め込み術 目次とprologue
- 「就学前教育2.0/幼児(2歳)1000語の詰め込み術」の4つの効果って!?
- なぜ、2歳児に詰め込み教育をはじめたの?
- なぜ、語句の中でも「四字熟語」を幼児に詰め込むのか
- 就学前の2歳幼児にとって四字熟語の暗記は簡単?!
- 夫婦のビフォー・アフター「人は変われる!」
- 就学前教育を通じて家族のベクトルがひとつになった日のこと
- ワークショップ開催in東京都港区のお知らせ(定期開催)
- 就学前に家庭内に言葉を反復する仕組みをつくる
- 2歳児の就学前教育に有効な「キャッチコピー式勉強法」とは
- なぜ、就学前の2歳で1000語を覚えるのか
- ワークショップで伝える「ことばをインプットする4ステップ」
- 幼児教育に順算×逆算型思考で取り組むメリットとは
- 就学前教育で家の中を丸ごと図鑑化する効果って?
- 幼児教育で大量の言葉を覚えるには、子どもの「好き」にキャッチコピーをつけよう
- 幼児教育でおもちゃを「語学教材」にするメリットって?!
- 就学前教育の実践記録/耳は幼児の脳に言語を送る近道